LINE公式アカウントの管理者に招待されたらどうする?追加・削除・変更する方法
- LINE公式

Septeni FOCUS 編集部

LINE公式アカウントをチームで運用する際には、複数の担当者でアカウントを管理できる「管理者機能」が便利です。
しかし、いざ管理者として招待された場合、「まず何をすれば良い?」「ほかの管理者の追加や削除はどうやるの?」と迷う方も多いのではないでしょうか。
この記事では、LINE公式アカウントでの管理者の招待を受けたときの対応方法や、追加・削除・変更の手順、ログインできないときの対処法まで分かりやすく解説します。
※こちらの記事は2025年7月4日時点の情報です。
LINE公式アカウントの管理者とは
LINE公式アカウントの管理者には、以下の4つの権限レベルがあります。
-
管理者
-
運用担当者
-
運用担当者(配信権限なし)
-
運用担当者(分析閲覧権限なし)
それぞれの権限にはできること、できないことが定められています。
業務内容や担当者の立場に応じて適切に割り当てることで、チームでの運用時に発生しがちな「誤送信」や「情報漏えい」といったリスクを低減できるのがメリットです。
【LINE公式アカウントの管理者の種類】
権限の種類 |
管理者 |
運用担当者 |
運用担当者 (配信権限なし) |
運用担当者 (分析閲覧権限なし) |
メッセージの作成 LINE VOOMの投稿作成 |
〇 |
〇 |
〇 |
〇 |
メンバー管理 |
〇 |
× |
× |
× |
メッセージ配信 LINE VOOM投稿 |
〇 |
〇 |
× |
〇 |
分析の閲覧 |
〇 |
〇 |
〇 |
× |
アカウント設定の変更 |
〇 |
〇 |
〇 |
〇 |
例えば、外部のビジネスパートナーやアルバイトスタッフに作業を依頼する場合、「運用担当者(配信権限なし)」や「担当者(分析閲覧権限なし)」のように制限を設けることで、誤操作のリスクを防げます。
一方で「管理者」には、アカウント設定の変更やほかのメンバーの招待・削除・権限変更など、全権限が付与されます。
そのため、管理者に設定する人は信頼できる社内メンバーに限定するのが望ましいでしょう。
このように、LINE公式アカウントでは役割に応じて柔軟に権限を設定できるため、チームや外部のビジネスパートナーとの連携がスムーズになります。
管理者として招待された場合は、まず自身にどの権限が与えられているのかを確認し、運用の目的や役割に応じて適切に対処しましょう。
LINE公式アカウントの管理者を追加・削除・変更する方法
LINE公式アカウントの管理者に関する操作(追加・削除・変更)は、すべて「LINE Official Account Manager(管理画面)」上で行います。
アカウントの運用体制や人員の入れ替わりに応じて、適切にメンバーの管理を行うことが重要です。
以下では、それぞれの手順を詳しく解説します。
管理者の追加
1. LINE Official Account Managerにログインし、該当アカウントを選択
2. メニューの【設定】から【権限管理】をクリック

3. 【メンバーを追加】ボタンを押し、追加したい権限を選択
4. 【URLを発行】をクリックして発行された招待用URLを招待したい相手に共有
5. 相手がURLを開いてLINEビジネスIDでログインすると、権限が付与される
6. 権限管理画面にメンバーの名前が表示されていれば、追加完了
Point
・1つのLINE公式アカウントに追加できるメンバーは最大100人までとなっています。多人数で運用する場合は役割分担を明確にしておきましょう。 |
管理者の削除
1. 権限管理画面のアカウントリストから、削除したいメンバーを探す
2. 該当メンバーの【変更】ボタンをクリックする
3. 【このメンバーをアカウントから削除】を選択し、確認後に削除を実行する
Point ・自分自身を管理者から削除することはできません。自分を削除したい場合は、別の管理者に依頼してください。 |
管理者権限の変更
1. 権限管理画面のアカウントリストから、変更したいメンバーを探す
2. メンバー名の右側に表示されている【変更】をクリックする
3. 表示されたダイアログで、新しい権限を選択する
4. 【保存】ボタンをクリックし、変更を確定する
Point ・権限の変更は即時反映されますが、本人への通知は行われません。運用体制が変わる際は、事前にメンバー間で共有しておくとトラブルを防げます。 |
LINE公式アカウントの管理者に招待されたときの流れ
LINE公式アカウントに「管理者」または「運用担当者」として招待された場合、LINEから送られる招待URLを経由して、自身のLINEビジネスIDで承認手続きを行う必要があります。
承認手続きは数分で完了しますが、有効期限や必要なアカウント設定など注意点もあるため、事前に準備をしておきましょう。
ここからは、実際に招待を受けた際の流れと注意点を詳しく解説します。
LINEにメールアドレスを登録しておく
LINE公式アカウントの権限を受け取るには、LINEビジネスIDでログインが必要です。
あらかじめLINEアカウントにメールアドレスを登録しておく必要があるため、未登録の場合は、以下の手順で設定してください。
【メールアドレスの登録手順】
- ホーム画面から【設定】をタップ
- 【アカウント】をタップ
- 【メールアドレス】を選び、メールアドレスを入力
招待URLからログインする
管理者からの招待は、LINEのトークメッセージやメール経由で送られてくるのが一般的です。URLの有効期限は「発行から24時間以内」のため、できるだけ早めにアクセスしましょう。
招待URLを開くと、LINE Official Account Managerのログイン画面が表示されるので、LINEビジネスIDでログインしてください。
LINEビジネスIDをまだ持っていない場合は、以下の手順で新規登録を行いましょう。
【LINEビジネスIDの新規登録手順】
- LINE Official Account Managerのログイン画面下部にある【アカウントを作成】をクリックする
- 【LINEアカウントで登録】をクリックする
- LINEアカウントに登録しているメールアドレスとパスワードを入力し、【ログイン】をクリックする
- 表示された認証番号をLINEに入力し、【本人確認】をクリックする
- 【LINEビジネスIDを作成】をクリックする
LINEビジネスIDがあれば、LINE公式アカウントだけでなく、LINE広告やLINEミニアプリなどのビジネス系サービスも利用可能になります。
承認手続きを完了する
ログイン後は、招待されたアカウントの承認画面に自動で遷移します。【承認】ボタンをタップすれば、画面に「アカウントのメンバーに追加されました」と表示され、管理者または運用担当者としての登録は完了です。承認完了後は、LINE Official Account Managerの【設定】から【権限管理】画面で、自分のアカウントと権限が追加されたことを確認しておきましょう。
また、自分に与えられた「役割(管理者/運用担当者など)」によって、できる操作範囲が異なるため、業務を始める前に確認することも大切です。
LINE公式アカウントの管理者認証URLにログインできない原因
LINE公式アカウントの管理者や運用担当者に招待されたら、認証URLにアクセスして承認手続きを行います。しかし、いざ認証URLを開いても「ログインできない」「画面が先に進まない」といったトラブルが起こることもあるため注意が必要です。
ここでは、認証URLからログインできない代表的な原因とその対処法を紹介します。
認証URLの有効期限切れ
認証URLの有効期限は、発行から「24時間以内」です。期限を過ぎるとURLは無効になり、アクセスしてもログイン画面が表示されなかったり、エラー画面に遷移したりします。
この場合、認証手続きを完了させるためには、発行元の管理者に再度URLを発行してもらう必要があります。再発行されたURLも同じく24時間の制限があるため、届いたらなるべく早く手続きを完了させましょう。
認証済みURLの再利用はできない
招待URLは一度限りの使い切り型です。すでに使用済みのURLを再度開こうとすると、「このURLはすでに利用されています」などのエラーが表示されます。新しい招待URLが必要な場合は、管理者に連絡して再発行をしてもらいましょう。
システム障害やメンテナンス
LINE側の一時的な障害や、定期的なシステムメンテナンス中には、認証URLにアクセスしてもログインできないことがあります。
この場合、ユーザー側の操作では解決できません。
「LINE Developers」の障害情報ページで、メンテナンスの実施状況や障害発生の有無を確認しましょう。
復旧を待ってから再度ログインを試みてください。
ブラウザのキャッシュやCookieが干渉
使用しているブラウザに蓄積された古いキャッシュやCookieが干渉し、正しくページが表示されないケースもあります。ログイン画面でフリーズしたり、空白のページが表示されたりする場合には、以下の対策を試してみてください。
- ブラウザのキャッシュ・Cookieをクリアする
- シークレットモード(プライベートウィンドウ)でURLを開く
- Google Chrome、Microsoft Edge、Safariなど別のブラウザを使用する
このような基本的な対処法でも、多くの不具合は解消されることがあります。
管理者招待が取り消されている
招待URLを受け取った後でも、何らかの事情で発行元の管理者がその招待を取り消した場合、その認証URLは無効になります。
例えば、社内の役割変更や運用体制の見直し、またはLINE公式アカウント自体の削除・一時停止があった場合などが考えられます。
招待されたのにログインできない場合は、発行元の管理者に確認してみましょう。
LINE公式アカウントを活用してビジネスを成長させよう
LINE公式アカウントは、顧客との接点を築きながら、販促・リピーター育成を効率化できるビジネスツールです。1対1のチャット対応はもちろん、メッセージ配信やクーポンの発行、リッチメニューの設置、アクセス解析など多彩な機能を備えており、低コストで本格的なマーケティングが可能です。
アカウントは複数人での運用にも対応しており、「管理者」「運用担当者」など適切な権限を割り当てることで、セキュリティリスクを抑えつつ、作業分担も明確になります。LINE公式アカウントの多彩な機能を最大限に活用し、ビジネスの成長に役立ててください。
執筆者

Septeni FOCUS 編集部
「Septeni FOCUS」は、Septeni Japan株式会社が運営するマーケティング担当者のためのメディアです。