Instagram(インスタ)広告の費用相場は?仕組みや課金方式、費用対効果を高めるコツを紹介
Septeni FOCUS 編集部
Instagram(インスタ)広告は、画像や動画を中心に商品やサービスの魅力を伝えられるため、企業や店舗の集客・売上アップに大きく貢献します。ターゲットを細かく設定でき、興味関心の高いユーザーに効率良くアプローチできる点も大きなメリットです。
一方で、「広告費はいくらかかるのか」「どの課金方式を選べば良いのか」「費用対効果を高める方法はあるのか」といった疑問を持つ方も多いのではないでしょうか。
この記事では、Instagram広告の費用相場や課金方式の仕組み、成果を最大化するためのポイントを分かりやすく解説します。
※こちらの記事は2025年12月23日時点での情報です。
Instagram(インスタ)広告の費用相場

Instagram(インスタ)広告は、1日あたり100円程度から配信をスタートできます。
少額から始められますが、実際には広告はオークション形式で表示可否が決まるため、予算が極端に少ないと入札競争に勝てず、ほとんど表示されません。
そのため、Instagramを運営するMeta社は「7日間以上にわたって配信できる十分な予算設定」を推奨しています。
一般的には、1日あたり1,000円以上、1ヶ月で3〜10万円程度が相場とされています。特に成果を求める企業では、1日1〜2万円(1ヶ月30〜50万円以上)を投下して運用するケースも珍しくありません。
競合が多い商材や繁忙期は単価が上がる傾向にあるため、配信時期をずらしたり、ターゲティングの条件を調整したりする工夫が必要です。
まずは少額の予算でテストし、クリック率やコンバージョン率が高いクリエイティブや、反応が良いターゲット層を見極めながら、徐々に予算を増やしていく方法が効果的です。
Instagram(インスタ)広告費用の仕組み

前述の通り、Instagram(インスタ)広告の表示は、配信の可否や金額は広告枠を競い合うオークション形式で決定されます。
そのため、同じ金額を投下しても結果が大きく異なる場合があり、ターゲティングや広告の品質が費用対効果に直結するのが特徴です。
ここでは、Instagram広告の費用がどのように決まるのか、その仕組みを詳しく解説します。
オークション形式
Instagramの広告オークションは、「入札価格」「推定アクション率」「広告品質」の3つの要素から総合的に判断され、表示される広告が決まる仕組みです。
一般的に、高い入札額を設定すれば広告枠を購入できると思われがちですが、少ない予算でも質の高いクリエイティブを作成してユーザーの行動を促せれば、競合よりも安く広告枠を獲得できるということになります。
実際に、広告品質の向上によってCPA(1件あたりの成果単価)が大幅に下がった事例も報告されています。
3つの課金方式
広告のインプレッション(表示回数)はオークションによって決定しますが、入札額がそのまま支払い額になるわけではありません。
Instagram広告には、主に3つの課金方式があります。
| 課金方式 | 概要 |
| インプレッション課金(CPM) | ・広告がユーザーに表示された回数に応じて課金される ・「1,000回表示ごと」に料金が決まる |
| クリック課金(CPC) | ・広告がクリックされた回数に応じて課金される ・「1クリックあたり」で料金が決まる |
| 動画視聴課金(CPV) | ・動画広告が一定数秒以上再生された、または視聴完了した回数を基準に課金される ・10秒以上視聴されることで料金が決まる |
例えば、ブランドやサービスの認知拡大を目的に、できるだけ多くのユーザーに広告を届けたい場合には「インプレッション課金(CPM)」が向いています。
資料請求や問い合わせ、購入といった具体的なアクションにつなげたいのであれば、実際にクリックされた回数を基準に費用が発生する「クリック課金(CPC)」が適しているでしょう。
動画を通して商品の魅力や利用方法をしっかり伝え、ブランドの理解を深めてもらいたい場合には、再生回数に応じて費用が発生する「動画視聴課金(CPV)」が効果的です。
予算の設定方法
Instagram広告は、ただ金額を設定するだけではなく「どのターゲットへどう配分するか」「どの期間で効率良く消化するか」を戦略的に考えることが重要です。
予算決めでは、以下の2つを検討しましょう。
- 予算の範囲
- 予算の割り当て
予算の範囲
予算の範囲には、以下の2種類があります。
| 予算の範囲 | 概要 |
|
キャンペーン全体に設定(キャンペーン予算) |
・キャンペーン単位でまとめて予算を設定する ・複数の広告セットへどの程度予算を配分するかはシステムが自動判断 |
| 個々の広告セットに設定(広告セット予算) | ・「20代女性向け」「30代男性向け」などターゲットごとの検証がしやすい ・配分は手動でコントロールする必要がある |
例えば、新商品発売やイベント告知など幅広く認知を取りたい場合は、キャンペーン予算を設定することで効果の高いターゲットへ自動的に予算を集中させることができます。
一方で、年齢層や興味関心による反応率を比較したい場合は、広告セット予算を設定し、配信量を個別に調整することで改善の方向性を明確にできるでしょう。
予算の割り当て
予算の割り当てについては、1日単位か、広告期間全体かを選びます。
| 予算の割り当て | 概要 |
| 1日の予算 | ・1日あたりに使う広告費の上限を設定する方法 ・費用の増えすぎを防ぎ、毎日のコスト管理がしやすい |
| 通算予算 | ・キャンペーンや広告セットの掲載期間全体で使う広告費総額の上限を設定する方法 ・成果が出る日に多く配信して効率良く運用できる |
例えば、新規顧客獲得のために短期間で集中的に配信したい場合は通算予算が向いています。
日によってユーザーのアクティブ率や競合の広告量が変動するため、AIが状況に応じて最適に予算を調整し、費用対効果を最大化できるでしょう。
反対に、広告費を一定額に抑えたい場合や、毎日の成果を細かく分析しながら調整したい場合には1日の予算設定が適しています。
Instagram(インスタ)広告の費用対効果を高めるには?

Instagram(インスタ)の広告費用は一律ではなく、入札競争やターゲティング内容によって大きく変わります。そのため、ただ予算を設定して配信するだけでは、十分な成果を得られないこともあるでしょう。
限られた予算内で最大の効果を得るには、戦略的な運用が求められます。
続いては、Instagram広告の費用対効果を高めるための実践的なポイントを解説します。
目的に応じたターゲティング設定
Instagram広告のキャンペーン作成では、広告配信の目的を以下の6種類から選択できます。
- 認知
- トラフィック
- エンゲージメント
- リード
- アプリの宣伝
- 売上
まず、広告を通じて達成したい最終成果(KPI)を明確に決めることが重要です。
目的が曖昧なまま配信を開始してしまうと、費用だけがかさみ、成果につながらない事態に陥る可能性があります。
また、Instagram広告では、以下の項目でターゲットを設定できます。
- 年齢
- 性別
- 居住地域
- 興味・関心
- 行動 など
例えば、「ブランド認知を広げたい化粧品メーカーが、20〜29歳の美容・スキンケアに興味がある女性に配信する」といった細かい設定が可能です。
一方、ターゲットを絞りすぎると配信できるユーザー数が減ってしまい、CPC(1クリック単価)やCPM(1,000回表示単価)が上昇しやすくなります。
そのため、最初はターゲットを広めに設定し、成果を見ながら調整する方法が効果的です。
クリエイティブは2~3つ設定
ターゲティングと同じくらい重要なのが広告クリエイティブです。
広告クリエイティブとは、写真・動画・テキストなどユーザーの目に触れるコンテンツそのものを指します。
Instagramでは視覚的な要素が成果に大きく影響するため、1種類だけで配信すると成果が伸び悩む可能性があります。
異なるデザイン、構図、キャッチコピーなど、2〜3種類のクリエイティブを同時に設定し、実際の反応データからもっとも効果が高いものを選びましょう。
ABテストによる分析・改善
広告の効果を最大化するためには、複数の広告クリエイティブを制作し、ABテストを実施することをおすすめします。
ABテストとは、画像のデザインや動画の構成、キャッチコピーの違いなど、異なる特徴を持つ2種類以上の広告を同時に配信し、どちらの成果が高いか検証するWebマーケティング手法です。
Instagram広告では、クリック率(CTR)や視聴完了率、コンバージョン率(CVR)などの数値データを比較し、ユーザーの反応が良いパターンを特定できます。
例えば、同じ商品を宣伝する場合でも、人物写真を使用したパターンと商品単体の写真を使用したパターンではパフォーマンスが大きく変わることがあります。
ABテストによってユーザーの反応が良い広告を特定し、反応が低いクリエイティブを改善することで、広告費を無駄にせず運用効率を高めることが可能です。
継続的にABテストと改善を繰り返し、常に最適な表現を追求することで、Instagram広告の効果を高い水準で維持できるでしょう。
適切な配信フォーマットの選択
Instagram広告には、目的に応じて選べるさまざまなフォーマットがあります。
| フォーマットの種類 | 概要 |
| 写真広告(フィード) | ・静止画1枚+テキストの基本的な形式 |
| 動画広告(フィード・ストーリーズ・リール) | ・音声や動きでインパクトを与えられ、商品の魅力を深く伝えやすい ・縦型動画は視認性が高く人気 |
| カルーセル広告(フィード) | ・複数の画像や動画を横スワイプで表示できる ・商品の特徴比較やストーリー設計に適している |
| コレクション広告(フィード) | ・メイン画像の下に複数の商品を並べられるEC向けフォーマット ・購入ページへの導線がスムーズ |
広告の費用対効果を高めるためには、目的に合ったフォーマット選びが重要です。
例えば、ブランドストーリーを伝えるなら動画広告、ECサイトへの誘導を重視するならコレクション広告やカルーセル広告が効果的とされています。
単純に見やすい広告ではなく、成果につながるフォーマットを選ぶことが、Instagram広告の費用対効果を高めるカギになるでしょう。
関連記事:Instagram(インスタ)広告とは?種類や出し方、活用事例を分かりやすく解説
PDCAサイクルによる改善
Instagram広告は、配信して終わりではありません。
管理画面からインプレッション数、クリック率(CTR)、エンゲージメント率、リンククリック単価(CPC)、成果単価(CPA)などの数値を確認し、継続的に改善を行いましょう。
特に、配信初期の数日間にデータを確認し、成果が出ていないターゲティングやクリエイティブは早期に修正することが重要です。
PDCAサイクル(Plan・Do・Check・Action)を短く回し、効果の高いパターンに予算を集中することで、限られた広告費でも高い成果が期待できるでしょう。
Instagram(インスタ)広告の費用対効果を高めてビジネスを成長させよう

Instagram(インスタ)広告の費用は一律で決まっているわけではなく、広告主が自由に予算を設定できます。
ただし、広告の表示有無や配信量はオークション形式によって決まるため、ただ費用を投下するだけでは効果は最大化されません。限られた予算でも大きな成果を得るには、ターゲティングやクリエイティブの質、配信フォーマットの選択など、戦略的な運用が求められます。
特に、近年注目されているのが縦型動画広告の活用です。
リールやストーリーズなど縦型フォーマットは、スマートフォンでの視聴に最適化されており、静止画広告と比べて視認性や没入感が高く、エンゲージメント率の向上が期待できます。
実際に、動画広告は認知向上だけでなく、Webサイト誘導やEC購入など具体的な成果につながった事例も多く、費用対効果の面でも注目されるマーケティング手法です。
株式会社セプテーニでは、縦型動画マーケティングに特化した制作サポートを行っています。
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執筆者
Septeni FOCUS 編集部
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