Instagram(インスタ)広告とは?種類や出し方、活用事例を分かりやすく解説
Septeni FOCUS 編集部
Instagram(インスタ)広告は、写真や動画で商品やサービスの魅力を伝えられる、集客や認知拡大に効果的な広告手法です。
若年層から大人まで幅広いターゲットの興味や関心に合わせて広告を表示できるため、効率的にファンを獲得できます。
しかし、「種類が多くて違いが分からない」「どの形式が自社に合うか分からない」「広告の出し方が難しい」と感じる方も少なくありません。
この記事では、Instagram広告の種類や特徴、出し方の手順、ビジネス活用事例を分かりやすく解説します。
※こちらの記事は2025年12月23日時点での情報です。
Instagram(インスタ)広告とは

Instagram(インスタ)広告とは、Instagramのフィード、ストーリーズ、リール、発見タブなどに有料で表示できる広告のことです。日々の投稿と同じ形式で自然に表示されるため、ユーザーに違和感なくアプローチでき、商品の魅力を視覚的に伝えたい企業や店舗に向いています。
Meta社(旧Facebook社)が運営するInstagramは、世界中で利用されているSNSで、月間アクティブユーザー数は30億人を超えると言われています。日本国内でも6,600万人以上が利用しており、10代・20代の若年層から30〜40代の購買力が高い層まで幅広い年代に支持される媒体です。
写真や動画などのビジュアルコンテンツが中心のため、商品・サービスの世界観を表現しやすく、ブランドイメージの向上やECサイトへの流入増加につながりやすいでしょう。
ストーリーズやリールといった縦型動画フォーマットにより、短時間で注目を集められることも特徴です。
年齢・性別・地域・興味関心・行動データなどにもとづき、狙ったユーザーへ広告を届けることができます。
ハッシュタグ文化が根付いているInstagramではユーザーが自ら情報を探すため、広告コンテンツが拡散されやすいのもメリットです。
認知拡大、サイト誘導、資料請求、来店予約、商品購入まで幅広い目的に対応できるため、Instagram広告は、多くの業界で成果につながる広告手法として注目されています。
Instagram(インスタ)広告の特徴

Instagram(インスタ)広告には、ほかのWeb広告やSNS広告にはない独自の強みがあります。
続いては、導入前に知っておきたいInstagram広告の6つの特徴について解説します。
若年層にリーチできる
Instagramは若年層を中心に高い支持を集めているSNSです。
写真や動画での情報取得が一般的になっている世代にとって、Instagramは日常的に利用されるプラットフォームであり、広告配信先として非常に相性が良いと言えます。
【主要プラットフォームの年代別利用率】
| 全世代 | 10代 | 20代 | 30代 | 40代 | 50代 | 60代 | 70代 | |
| LINE | 91.1% | 93.6% | 97.7% | 97.9% | 94.8% | 94.5% | 91.1% | 71.8% |
| X(旧Twitter) | 43.3% | 62.1% | 78.0% | 61.6% | 48.7% | 43.6% | 22.1% | 8.1% |
| 26.8% | 13.6% | 22.9% | 39.2% | 38.6% | 32.1% | 26.6% | 8.1% | |
| 52.6% | 75.0% | 78.0% | 70.5% | 67.0% | 52.7% | 34.7% | 10.4% | |
| YouTube | 80.8% | 95.7% | 97.2% | 97.9% | 91.8% | 83.0% | 71.2% | 43.3% |
| ニコニコ動画 | 10.8% | 20.0% | 24.3% | 13.1% | 7.2% | 7.9% | 8.1% | 4.0% |
| TikTok | 33.2% | 65.7% | 68.7% | 39.7% | 39.9% | 25.5% | 18.8% | 8.7% |
出典:総務省「令和6年度情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書 概要」
【主要プラットフォームの男女別利用率】
| 男性 | 女性 | |
| LINE | 88.4% | 93.7% |
| X(旧Twitter) | 44.0% | 42.6% |
| 29.1% | 24.4% | |
| 47.6% | 57.5% | |
| YouTube | 83.6% | 78.0% |
| ニコニコ動画 | 12.6% | 9.0% |
| TikTok | 31.0% | 35.3% |
出典:総務省「令和6年度情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書 概要」
20代のInstagramの利用率は78.0%、30代は70.5%、40代においても67.0%と非常に高い割合を占めています。
また、男女別では女性の利用率が57.5%と男性47.6%を約10%上回っており、美容・コスメ・アパレル・ライフスタイル関連の商材との相性が特に良いことが分かります。
もちろん、男性ユーザーも約半数が利用しているため、スポーツ、ガジェット、ビジネス、金融、不動産、自動車などの商材でも広告効果が期待できるでしょう。
広告フォーマットの種類が豊富
Instagram広告は、目的や訴求内容に合わせて多様なフォーマットを使い分けられる点が大きな強みです。
| フォーマット | 概要 |
|
フィード広告 |
ユーザーのタイムライン(フィード)上に表示される広告 静止画1枚+テキストのもっとも基本的な形式 |
| ストーリーズ広告 | ストーリーズ枠に差し込まれる広告 フルスクリーンで表示される縦型動画が基本で、没入感が高い |
| リール広告 | リール枠に表示される短尺の縦型動画広告 |
| カルーセル広告 | 1つの広告内で複数の画像・動画を横スワイプで見せられる形式 フィードやストーリーズに配信できる |
| コレクション広告 | メインの画像・動画の下に複数の画像が並ぶ形式 広告からECサイトへの動線をスムーズに設計できる |
Instagram広告は、広告の目的や商材の性質に応じて最適な配信形式を選べます。
例えば、商品の世界観を伝えたい場合はフィード広告、ブランドストーリーを短時間で訴求したい場合はリール広告、商品ラインアップをまとめて紹介したい場合はカルーセル広告など、柔軟な使い分けが可能です。
特に近年はショート動画の視聴時間が伸びており、動画フォーマットを活用した広告が成果を上げるケースが増えています。
投稿を広告として配信できる
Instagramでは、広告専用のクリエイティブを新たに作成することもできますが、すでに自社アカウントで公開しているフィード投稿、リール動画、ストーリーズ投稿をそのまま広告として配信することも可能です。
既存の投稿を活用することで、制作コストをかけずにスピーディーに広告運用を開始できます。
通常投稿と同じ形式で配信されるため、ユーザーが広告だと意識しにくく、自然に情報を届けることができる点もメリットです。
また、近年は、企業の発信だけでなくユーザーの投稿(UGC:ユーザー生成コンテンツ)を活用して広告配信するケースも増えています。実際の利用者の声や使用シーンを紹介することで、広告への信頼感を高め、コンバージョン向上が期待できます。
広告予算をコントロールしやすい
Instagram広告には一律の料金設定がなく、広告主が任意で予算を設定できるため、低予算からでも始められます。日予算、総予算のいずれも自由に管理でき、配信中に調整することも可能です。
広告は入札制のオークション形式で、競合状況や広告の品質スコアによって配信量や表示回数が決まります。成果が出たタイミングで予算を増やすなど、柔軟な運用も可能です。
ターゲティングを細かく設定できる
Instagram広告では、Meta社が保有する膨大なユーザーデータを活用し、細かなターゲティング設定を行うことができます。
年齢・性別・地域などの基本的な属性はもちろん、オンライン行動履歴、興味関心、フォローしているアカウントの傾向、利用デバイス、閲覧した商品カテゴリなど、さまざまなデータを活用して配信先の精度を高められるのが魅力です。
ターゲティング設定では大きく以下の3種類の対象を選択できます。
| コアオーディエンス | Metaが保有するデータにもとづき、属性や興味関心、行動などで細かく絞り込み可能。 |
| カスタムオーディエンス | 自社サイト訪問者、SNSのエンゲージメントユーザー、顧客リスト(メールアドレスなど)との連携が可能。 |
| 類似オーディエンス | 既存顧客に近い特徴を持つ潜在顧客を自動抽出し、新規ユーザー獲得の効率を高められる。 |
精度の高いターゲティングにより、届けたい人にだけ広告を配信できるため、無駄な出稿を防ぎ、費用対効果の高い運用が可能です。
A/Bテストや効果測定・分析ができる
Instagram広告は、配信後の分析と改善がしやすい点も大きな強みです。
Meta広告マネージャーでは、パフォーマンスの検証に有効な「A/Bテスト」と「コンバージョンリフト」機能を利用でき、広告効果を数値で把握しながら改善を重ねることができます。
A/Bテスト
クリエイティブ(画像・動画)、テキスト、ターゲティング、CTAなどの要素を変えた複数の広告を同条件で比較し、「写真と動画、どちらのクリック率が高いか」「20代男性と30代女性、どちらのほうが商品購入に至りやすい」など、パターン別の検証が可能です。
コンバージョンリフト
広告を見たグループと見ていないグループを比較し、広告が実際に売上や会員登録をどれだけ押し上げたかを測定できる機能です。広告による成果を可視化できるため、「投資対効果(ROAS)」や「本当に広告の影響で成果が出たか」を判断できます。
Instagram(インスタ)広告の種類

Instagram(インスタ)広告にはいくつかの種類があります。
ここでは、代表的なInstagram広告の種類と、それぞれの特徴を紹介します。
フィード
フィード広告は、アプリを開いたときに表示されるタイムライン(フォロー中の投稿一覧)に自然な形で挿入される広告です。
通常投稿と同じレイアウトのため、ユーザーにとって広告感が少なく、視認性とクリック率の高さが期待できます。
静止画だけでなく動画フォーマットも利用でき、ブランドの世界観を表現しやすい点がメリットです。特に、フィード広告と相性が良いのがコレクション広告です。
メインの画像や動画の下に複数の商品画像が一覧で表示され、ECサイトの商品ページへスムーズに遷移させる導線設計が特徴で、アパレルやコスメ、生活雑貨など多数のラインアップを扱う企業に適しています。
プロフィールフィード広告
プロフィールフィード広告は、ユーザーが特定のInstagramアカウントのプロフィール画面にアクセスし、過去の投稿をスクロールして閲覧する際に投稿の合間に表示される広告です。
興味関心を持ってプロフィールを訪問しているタイミングに自然と表示されるため、広告として受け入れられやすく、エンゲージメントを促しやすい点がメリットです。
ただし、プロフィールフィード広告は18歳以上のInstagram公開プロフィールでのみ表示される点はデメリットと言えるでしょう。
ストーリーズ
ストーリーズ広告は、24時間で消えるストーリーズ投稿の合間に表示される広告です。
縦型フルスクリーンで没入感が高く、商品デモンストレーションやリアルな使用感を伝えるのに向いています。
視聴中にスワイプでサイト遷移させるCTAを設置でき、購入や予約、資料請求などのアクションに直接つなげられるのも魅力です。
広告効果を最適化するアルゴリズムにより、興味関心の強いユーザーに優先的に配信されるため、効率的なリーチが期待できるでしょう。
リール
リール広告は、「リール」枠に配信される動画広告です。
人気の高いショート動画文化に適した形式で、エンタメ性やストーリー性を重視した訴求が可能です。
広告であっても通常のリール投稿と同様にコメント、いいね、保存、シェアができるため、共感や拡散を生みやすいでしょう。
特に若年層を中心にリールの利用時間が増えており、認知拡大や話題作りとして高い効果が期待できます。
発見タブ
発見タブとは、ユーザーの興味・関心にもとづき、おすすめコンテンツが表示される場所です。ユーザーがまだフォローしていないアカウントの投稿が多数並びます。ユーザーは自分の好みに合った情報を探すために利用するため、購買意欲の高い層にアプローチしやすい点が特徴です。
通常のフィード投稿に近い形式で表示されることから、広告色を感じさせず、自社の認知拡大やアカウントのフォロワー獲得にもつながりやすくなっています。
なお、発見タブに表示される広告は、基本的にフィード広告と同じフォーマットで配信され、画像広告・動画広告・カルーセル広告などが利用できます。
発見ホーム
発見ホームとは、Instagramアプリ内の虫眼鏡アイコンをタップした直後に表示される、画像や動画がタイル状に並ぶ一覧ページのことです。ユーザーは「新しい商品や情報を見つけたい」「興味のあるジャンルをもっと知りたい」と能動的に探索するタイミングで利用します。
発見ホームの広告はシングル画像の形式で表示されます。
まだ認知されていない企業やブランドでも、印象的なビジュアルやキャッチコピーで興味を引ければ、タップして詳細を見てもらえる可能性が高くなるでしょう。
新規ユーザーの獲得やファーストタッチのきっかけ作りにも適した広告枠です。
また、発見ホームは投稿との混在表示であるため、自然にユーザーの目に入りやすく、高い視認性を確保できます。
Instagram(インスタ)広告の出し方
Instagram(インスタ)広告を出す方法は複数ありますが、代表的なのは「アプリから既存投稿を広告として宣伝する方法」と「Meta広告マネージャを使って本格的な広告キャンペーンを作成する方法」の2つです。
Instagram(インスタ)広告を出稿する際の手順は、以下の通りです。
1.プロアカウントに切り替える
広告を出稿するには、Instagramアカウントをプロアカウントに切り替える必要があります。
切り替え手順は、以下の通りです。
スマホアプリでプロアカウントを設定する場合
1.プロフィールページ右上のメニューアイコンをタップして「設定とアクティビティ」を開く2.「アカウントの種類とツール」をタップする
3.「プロアカウントに切り替える」をタップする

4.「次へ」をタップする
5.カテゴリを選択し、「プロアカウントへ切り替える」をタップする
PCでプロアカウントを設定する場合
1.プロフィールページから設定マークをクリックする2.「設定とプライバシー」をクリックする

3.「アカウントの種類とツール」をクリックする
4.「プロアカウントに切り替える」をクリックする
5.カテゴリを選択し、画面の指示に従ってビジネス情報を入力する

2.アプリから広告を作成
過去の投稿を広告として配信したい場合は、アプリからの作成が便利です。
ここでは、フィード、ストーリーズ、リールそれぞれの出稿手順を紹介します。
フィード
フィード投稿を広告として宣伝する場合の手順は、以下の通りです。
3.目標(広告を見た人に実行してもらいたいアクション)を選択し、「次へ」をタップする
4.オーディエンス(広告のターゲット層)を選択する
5.1日の予算と期間を選択する
6.広告プレビューを確認し、「資金を追加」から広告予算を追加したら完了
ストーリーズ
ストーリーズを広告として宣伝する場合の手順は、以下の通りです。
1.プロフィールページから宣伝したい投稿を選択し、「その他」をタップする
2.「ストーリーズを宣伝」をタップする
3.「ストーリーズアーカイブをオンにする」をタップする
4.目標(広告を見た人に実行してもらいたいアクション)を選択し、「次へ」をタップ
5.フィード広告と同じ流れで、オーディエンス(広告のターゲット層)と1日の予算と期間を選択し、広告プレビュー6.を確認し「資金を追加」から広告予算を追加したら完了
リール
リールを広告として宣伝する場合の手順は、以下の通りです。
1.プロフィールページから宣伝したい投稿を選択し、「リール動画を宣伝」をタップする
2.目標(広告を見た人に実行してもらいたいアクション)を選択し、「次へ」をタップ
3.フィード広告と同じ流れで、オーディエンス(広告のターゲット層)と1日の予算と期間を選択し、広告プレビューを確認し「資金を追加」から広告予算を追加したら完了
広告マネージャから広告を作成
より本格的にInstagram広告を運用したい場合は、Meta広告マネージャーを利用して広告キャンペーンを作成する方法がおすすめです。
アプリから宣伝する方法とは異なり、細かなターゲティング設定、複数の広告の同時運用、A/Bテスト、成果データの詳細分析など、幅広い運用が可能になります。
中長期的に広告を最適化し、費用対効果を高めたい企業や店舗に向いているでしょう。
具体的な作成手順は、以下の通りです。
1.Meta広告マネージャを開き、「広告マネージャを開く」または「今すぐ開始」をクリックする2.メニューから「キャンペーン」を選択する

3.キャンペーンタブを選択し、「作成」をクリックする
4.購入タイプ(オークション・予約)を選択する

5.キャンペーンの目的を選択し、「次へ」をクリックする
6.「キャンペーン名」「Advantage+ キャンペーン予算」「A/Bテスト」を設定する
7.特別な広告カテゴリに該当する場合は、チェックを入れて「次へ」をクリックする
広告キャンペーンを作成できたら、ターゲットや表示場所、画像・動画といった広告クリエイティブを設定する「広告セット」の作成に進みましょう。広告クリエイティブを作成せず、既存投稿を広告として配信することも可能です。Instagram(インスタ)広告にかかる費用

Instagram(インスタ)広告は、広告主が設定した予算の範囲で配信される仕組みで、必ずしも高額な費用が必要というわけではありません。広告の目的やターゲットなどによって費用は大きく異なりますが、少額からでも始められるため、個人事業主や小規模ビジネスでも取り組みやすい点が特徴です。
まず、広告主は「1日の予算」または「通算予算(キャンペーン全体の総額)」のどちらかを設定します。
設定された予算の範囲で広告が配信され、広告の表示機会はオークション方式によって決まります。
オークションでは、入札価格(広告単価の設定)、広告クリエイティブの質、ユーザーにとっての関連性などが総合的に評価され、スコアが高い広告ほど配信されやすくなります。
最低出稿額は1日あたり100円程度から設定できますが、単純に最低金額で運用すると十分な表示回数を獲得できず、成果分析がしにくくなる可能性があります。
安定した効果検証を行うための1ヶ月あたりの運用額は、3〜10万円以上を目安とするのがおすすめです。
関連記事:Instagram(インスタ)広告の費用相場は?仕組みや課金方式、費用対効果を高めるコツを紹介
Instagram(インスタ)広告のビジネス活用事例

ここからは、企業におけるInstagram(インスタ)広告の具体的な成功事例を3つ紹介します。
不動産業界の活用事例(ALLAGI株式会社)
ALLAGI株式会社は、「自分たちの事業を通して世の中をよくする」ことを企業理念に掲げ、注文住宅・リフォーム・分譲など、不動産事業を展開しています。
複数の自社ブランドを運営し、集客や認知拡大を目的として、これまでMeta広告を積極的に活用していました。
一方で、広告クリエイティブは基本的に内製で対応していたため、人的リソースに限りがあり、特に動画制作には十分な時間を確保できないという課題を抱えていました。
その結果、広告配信は静止画が中心となり、物件の魅力や「暮らしのイメージ」を視覚的に伝えきれない点がネックとなっていました。
この課題を解決するため、同社では、Meta広告における新たな挑戦として、初の動画広告をShuttlerock社と協業して制作しました。具体的には、新規顧客層へのアプローチ拡大を目的として、スマートフォン視聴が主流となっているInstagram上で、より直感的かつ没入感のある縦型動画での訴求を行っています。
制作した広告は、リールやストーリーズに最適化された9:16の縦型動画フォーマットで、物件の特徴やライフスタイル提案を音声付きで表現しました。
最低3種類以上のクリエイティブを用意することで配信の最適化も行っています。
その結果、従来の静止画広告と比べてCPC(クリック単価)が大きく改善し、新規リーチ率も向上しました。
動画によって「住まいの魅力」をリアルに伝えられるようになり、今後のマーケティング戦略においても動画広告の有効性を実感する成果となっています。
化粧品業界の活用事例(株式会社ポーラ)
株式会社ポーラは、化粧品業界を代表するブランドとして、長年にわたり高品質なスキンケア商品を提供してきました。
近年はデジタル領域での顧客接点強化にも注力しており、新商品の認知拡大から購入促進までを一貫して支える施策として、SNS広告の活用を積極的に進めています。
同社では、新商品のプロモーションにおいて、ブランドクリエイティブに加え、5本のパートナーシップ広告(全体の配信比率22%)を組み合わせてInstagramを活用しました。
複数の配信面や多様な広告フォーマットを活用し、ユーザーとの接触機会を多角化しました。
これにより、同じ商品であっても異なる文脈や表現で訴求でき、理解や関心を段階的に高める設計となっています。
その結果、コンバージョンリフト調査では、非広告接触群と比較して購入が11.6%増加、新規購入は15.2%増加するという高い成果を記録しました。
統計的にも有意性が確認されており、多様なクリエイティブ戦略が購買行動に与える効果が明確に示されています。
同社は今後も、ブランドの魅力を多角的に伝えるクリエイティブ制作を通じて、より効果的なデジタルマーケティングを展開していく方針です。
保険業界の活用事例(SOMPOダイレクト損害保険株式会社)
SOMPOダイレクト損害保険株式会社は、「おとなの自動車保険」を中心に、顧客ニーズに合わせた商品設計や利便性を強みとする保険会社です。
後発ながら業界2番手の地位を獲得するまでに成長した同社ですが、自動車保険は内容が似通いやすく、ユーザーにとって比較や検討が後回しになりやすいという課題を抱えていました。
また、若年層へのリーチ拡大や、広告接触を実際の行動につなげることも大きなテーマの一つです。
こうした課題に対応するため、同社はMeta広告を活用したマーケティング施策を強化しました。特に重視したのが、「運用」と「クリエイティブ」の両面からの最適化です。
運用面では、最終的な契約数といった奥の指標だけでなく、クリック数や資料請求といった手前指標を重視し、広告配信の最適化を図りました。
さらに、Metaの自動化プロダクトである「Advantage+ショッピングキャンペーン(ASC)」を活用し、AIによる配信最適化と自社の運用ノウハウを組み合わせることで、効率的な顧客獲得を実現しています。
実際にASC導入前後を比較すると、20代へのリーチを強化したいという目的に対してCVRは約1.6倍に向上し、CPAは約半分まで改善するなど、高い成果を上げる結果となりました。
クリエイティブ面では、Instagramの縦型動画やUGC風クリエイティブを積極的に採用し、保険を見直したことで得られる生活の変化や、身近なメリットを直感的に伝える表現を展開しました。
広告色を抑え、ユーザーの日常に溶け込むような表現が、若年層を中心に高い反応を得ています。
このように、運用の高度化とクリエイティブの工夫を両立させることで、Meta広告を単なる認知施策にとどめず、実際の顧客行動につなげるマーケティングを実現しています。
Instagram(インスタ)広告を活用してマーケティングを強化しよう

Instagramは、10代・20代を中心に、30〜40代の消費意欲の高いユーザーにも利用されているSNSで、幅広い層へのリーチが期待できます。
写真や動画を中心とした視覚的な訴求が可能なため、ブランドの世界観を伝えたり、商品の使用シーンを具体的にイメージさせたりしやすい点がメリットです。
すでに反応の良い既存投稿をそのまま広告として活用できるため、制作コストを抑えながら効果的な運用が可能です。
Meta広告マネージャを活用すれば、細かなターゲティング設定やA/Bテスト、成果分析なども行えるため、費用対効果を最大化できます。興味関心が明確なユーザーや購入意欲の高い層にピンポイントでアプローチすることで、認知拡大から購買促進、予約獲得まで幅広い目的に対応できるでしょう。
集客、ECサイトの売上アップ、店舗来店促進など、ビジネス課題に合わせて柔軟に活用できるInstagram広告を、ぜひ自社マーケティングの強化に取り入れてみてはいかがでしょうか。
執筆者
Septeni FOCUS 編集部
「Septeni FOCUS」は、Septeni Japan株式会社が運営するマーケティング担当者のためのメディアです。