ChatGPTは、テキスト生成だけでなく画像生成も可能なAIツールとして注目されています。
ChatGPTの画像生成機能を使えば、簡単な操作でオリジナルのクリエイティブな画像を作ることが可能です。
この記事では、ChatGPTの画像生成機能について、無料で活用できる回数や上手に使いこなすためのコツ、利用する際の注意点について詳しく解説します。
※こちらの記事は2025年3月17日時点の情報です。
ChatGPTは、アメリカのOpenAI社が開発したAIチャットサービスです。
従来は、大規模言語モデル(LLM)を活用し、テキスト生成や翻訳などに特化していましたが、2023年10月に待望の画像生成機能が追加されました。
テキストだけでなく画像生成が可能となり、ChatGPTはさらに多用途なツールとして進化を遂げています。
ChatGPTの画像生成機能には、OpenAIが開発した最先端の画像生成AI「DALL-E 3」が採用されています。DALL-E 3は、ユーザーが入力したテキスト(プロンプト)をもとに、細かい要望まで忠実に再現する画像を作り出すことが可能です。
さらに、ChatGPTで生成された画像は商用利用が認められているため、企業のパンフレットやウェブサイトでの活用、デザイン商品化など、さまざまなビジネスシーンで役立ちます。
プロのデザイナーでなくても、手軽にクオリティの高い画像を制作できるため、コスト削減や制作スピードの向上が期待でき、企業の競争力強化につながるでしょう。
関連記事:ChatGPTとは?使い方や活用シーン、無料でできる始め方を紹介
続いては、ChatGPTを使用して画像を生成する手順、具体的な流れを4つのステップに分けて解説します。
ChatGPTの画像生成機能を利用するには、有料プラン「ChatGPT Plus」への加入が必要です。
ChatGPT Plusの月額料金は20ドル(約3,000円/2024年12月現在)で、テキスト生成に加え、画像生成や高度なモデルへのアクセスが可能となります。
また、ビジネス用途の場合は、複数人での利用が可能な「ChatGPT Team」のプランも検討しましょう。ChatGPT Teamの月額料金は、1人あたり30ドル(約4,500円/2024年12月現在)となっています。
アップグレードが完了すると、最新モデル「GPT-4o」が利用可能となります。
GPT-4oは、テキスト生成と画像生成の両方を兼ね備えた多機能なモデルです。
画像生成に特化したい場合は、「DALL-E 3」を直接選択することも可能です。
「GPT-4.0」または「DALL-E 3」を選択すると、プロンプト(指示)を入力する画面が表示されます。
このテキストボックスに、具体的なイメージを入力するだけで画像が生成される仕組みです。
例えば、「GPT-4o」での画像生成は、以下のような流れで行います。
背景画から人物画まで、幅広い種類の画像を生成することが可能です。
プロンプトに詳細を加えるほど、完成する画像の精度が高まり、色合いや雰囲気、特定のオブジェクトの位置を指定することもできるため、よりイメージに近い画像を生成できます。
関連記事:生成AIのプロンプトとは?上手な使い方や指示出しのコツ、8つの例文を紹介
生成された画像に満足できない場合でも、「GPT-4.0」や「DALL-E 3」では、繰り返しの指示による画像の微調整が可能です。
「明度を上げてほしい」「背景に月を追加してほしい」など細かな要望を追加することで、より理想に近い画像を出力できるでしょう。
ChatGPTの画像生成機能は、もともと有料ユーザー向けの機能として提供されていましたが、2024年8月9日から無料ユーザーでも利用できるようになりました。
画像生成機能の無料化により、初めての方でも気軽に試せる環境が整い、多くのユーザーがその魅力を体感しています。
ただし、無料プランには一定の制限があるため、効率良く利用するコツを知っておくことが重要です。
ChatGPTの無料プランでは、1日あたりの画像生成可能枚数は2枚までとなっています。
2枚の画像を生成すると、「画像作成の制限に達しました。ChatGPT Plus にアップグレードするか、24 時間後にもう一度お試しください」というメッセージが表示されます。
24時間が経過すると利用可能枚数がリセットされます。
また、生成した画像に追加指示を出して微調整する作業は新しい生成回数としてカウントされません。
例えば、「背景を明るくしてほしい」「ジャケットの色を黒にしてほしい」といった細かな変更は無料でできるため、無料プランの範囲内でも完成度の高い画像を生成できるでしょう。
有料プラン「ChatGPT Plus」にアップグレードすると、1日あたりの画像生成回数は大幅に増加します。
しかし、有料ユーザーであっても完全な無制限ではなく、3時間に40回までの制限があります。
そのため、1日あたりの生成可能枚数は最大320枚(24時間 ÷ 3時間 × 40回)です。
有料プランでは、より複雑なプロンプトにも対応しやすく、画像生成の精度やスピードも向上します。プレゼン資料の挿絵や商品プロトタイプの作成など、ビジネスシーンでも役立つでしょう。
ChatGPTで画像生成を行う際、少しの工夫でより理想的な画像をスムーズに作成することができます。
ここでは、画像生成を効率良く進めるための具体的なコツを紹介します。
ChatGPTの画像生成は、入力されたプロンプト(指示)の内容が大きく影響します。
AIは非常に高い言語理解能力を持っていますが、抽象的な指示ではユーザーの意図を正確にくみ取るのが難しいケースもあるためです。
例えば、「風景を描いてください」という指示では、どのような風景を描けば良いのかが曖昧で、生成される画像は予期しないものになることもあります。
一方で、「青空の下にそびえる山と湖の風景。緑豊かな木々と穏やかな波を含む構図にしてください」と具体的な指示を出すと、AIはその内容を正確に反映した画像を生成しやすくなります。
実際に、ChatGPTに指示を入力してみた結果は、以下の通りです。
指示する内容が多い場合には、箇条書きにするなどして分かりやすくすると良いでしょう。
ChatGPTの画像生成モデル「DALL-E 3」は、アメリカで開発されたAIです。
そのため、英語のプロンプトは、日本語の指示よりもニュアンスが伝わりやすい可能性があります。
ChatGPT自体に翻訳を依頼することも可能なので、「日本語を英語に翻訳してほしい」と依頼してから、その結果をプロンプトに使うと便利です。
ChatGPTでより具体的なイメージを伝えるには、見本画像を添付するのも効果的です。
見本画像を活用することで、AIが参照できる具体的な視覚情報が加わり、完成度の高い画像が生成されやすくなります。
例えば、「この画像と同じ構図で、色だけを変更してほしい」や「背景に動物を追加した画像を作成してほしい」など、既存の画像をもとにしたカスタマイズが可能です。
また、似顔絵やSNSのアイコンを作成したい場合も、その人物の写真をアップロードすることで、より理想に近い仕上がりが期待できます。
生成された画像がイメージと異なる場合でも、ChatGPTでは追加の指示による編集が可能です。
「青空を夕焼けに変えてほしい」「キャラクターの服の色を赤に変更してほしい」など、満足いくまで何度でも依頼できるため、繰り返し編集をしながら理想の画像に近づけましょう。
ChatGPTで画像を生成する際には、出力形式やサイズをあらかじめ指定することも可能です。
「1024x1024ピクセルの正方形で作成してください」や「JPEG形式で保存してください」といった具体的な要望をプロンプトに含めることで、目的に合った画像を得ることができます。
特にSNSやプレゼン資料など、使用目的が明確な場合は、適切な形式とサイズを指定しておくと便利です。
画像生成は一度で完成させる必要はありません。ChatGPTでは、複数回の修正指示が可能です。
例えば、「背景の色合いをもう少し鮮やかにしてください」「キャラクターの表情を笑顔に変えてください」など、段階的に微調整を加えることで、最終的に理想的な画像を得ることができます。
また、対話型のAIであるChatGPTは、ユーザーの指示履歴を踏まえながら生成を進めるため、やり取りを繰り返すほど精度が高まるのが特徴です。
ChatGPTを活用する際は、以下の点に注意すると、より効果的に画像を生成できます。
ChatGPTを利用して生成された画像の著作権は、作成者であるユーザーに帰属します。
そのため、生成した画像の商用利用も認められており、パンフレットやWebサイト、商品デザインなど、さまざまな用途での活用が可能です。
ただし、ChatGPTは既存のデザインやキャラクター、企業ロゴなどに酷似した画像を生成する場合があり、気付かずに商用利用してしまうと著作権や商標権の侵害と見なされる可能性があります。
文化庁も、既存の著作物と類似性や依拠性が認められるAI生成物のアップロードや販売には、著作権者の許諾が必要であるとの見解を示しています。
商用利用を検討している場合は、生成された画像が著作権や商標権を侵害してしまわないか、画像検索エンジンや商標検索エンジンで慎重に確認することをおすすめします。
ChatGPTは優れた言語理解能力を持つAIですが、テキストによる指示だけでは、複雑な形状や細かなディテールの指示が通らないことも多いです。
また、追加指示による編集機能も万能なものではなく、思った通りの編集を行ってくれなかったり、編集する必要がない部分まで編集してしまうケースもあるでしょう。
細かなパターンや特殊な構図の指示が正確に反映されない場合は、画像編集ソフトを用いて人の手で修正する必要があることを理解しておきましょう。
ChatGPTで画像生成ができない場合、以下の原因が考えられます。
無料ユーザーの場合は1日に生成できる画像は2枚まで、有料ユーザーでも3時間に40回という制限があります。この制限に達すると、一定時間が経過するまで画像生成を行うことはできません。
また、画像生成は、最新モデル「GPT-4.0」または「DALL-E 3」でのみ利用可能です。
「GPT-3.5」やそれ以前のモデルを選択している場合、画像生成はできないので注意しましょう。
ChatGPTの利用者が多い時間帯やアクセスが集中している場合、サーバーが混雑し応答速度が遅くなることがあります。
暴力的、差別的、または性的な内容を含むプロンプトに対して画像生成を拒否する場合もあるため、ChatGPTの利用規約を事前に確認しておくことも大切です。
ChatGPTの最新モデル「GPT-4o」「DALL-E 3」では、テキスト入力やデータを用いた画像生成が可能です。
商用利用も認められているため、企業のPRやマーケティング、商品開発などのさまざまな分野で実用化されています。
ただし、画像生成機能を使いこなすには、細かなプロンプトや的確な編集指示、場合によっては英語でのプロンプト指示などが必要となります。
できるだけ早くコツをつかみ、ChatGPTでこれまでになかったクリエイティブな体験を広げてみてください。