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「Meta Agency First Awards Japan 2025」にて「Vertical New Hero」の金融部門を受賞!セプテーニのMeta広告運用ノウハウと今後の展望
Septeni FOCUS 編集部
Meta広告において、AIによる自動最適化は標準装備となりました。しかし、多くのマーケターが「自動化に任せているのに成果が伸び悩む」という壁に直面しています。
特に金融業界は、顧客獲得難易度が高いうえにクリエイティブの審査やレギュレーションが厳格です。そのため、AIの活用だけでなく、人の知見による細やかな調整が勝敗を分けます。
そのようななか、株式会社セプテーニ(以下、セプテーニ)は、Meta社が主催する「Meta Agency First Awards Japan 2025」において、2025年に新設された「Strategic Sales」カテゴリー「Vertical New Hero」の金融部門を受賞。
最新トレンドのキャッチアップはもちろん、自動化時代だからこそ求められる人の介在価値を最大化させる独自の運用スキームで、業界をリードする成果を出しています。
この記事では、Septeni Japan株式会社 メディアソリューション領域メディア戦略推進部ディレクターの野張 日南(のはり ひな)にインタビューし、金融領域におけるMeta広告攻略の真髄から、そこで培ったナレッジを不動産・人材などの高難易度な他領域へどう展開しているのか、セプテーニの向き合い方について語ってもらいました。
「Vertical New Hero」金融部門受賞。セプテーニが証明した運用力
―まずは簡単に自己紹介をお願いできますでしょうか。
野張:Septeni Japan株式会社のメディアソリューション領域メディア戦略推進部でディレクターを務めております、野張 日南と申します。現在はMetaにおける媒体社担当として、日々Meta社と連携しながら最新の知見や独自ソリューションを開発・提供し、社内のMeta広告運用の専門性を高める取り組みを行っています。入社して今年で6年目になりますが、入社直後から一貫してMetaに関連する業務に関わってきました。
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―今回、セプテーニが「Vertical New Hero」の金融部門を受賞しましたが、賞の概要を教えてください。
野張:今回受賞した「Vertical New Hero」は、「Strategic Sales」カテゴリーにおいて2025年から新設された部門です。売上高やサクセスケースをベースに評価され、金融、不動産、人材業界において課題解決に貢献した代理店に贈られます。今回はセプテーニの金融業界におけるこれまでの地道な取り組みと成果をご評価いただき、金融部門にて受賞に至りました。
―評価の決め手は何だったのでしょうか?
野張:定量と定性の両面からご評価いただいたと考えています。定量面では、まだMetaを十分に活用しきれていない企業が多い金融業界において、多くのサクセスケースを構築し、Meta広告の活用を促進させた点です。前年比で、金融業界におけるMeta広告の取扱額が大きく伸長しました。また、トレンドである縦型動画の高い導入率、及び金融業界における検証件数も評価いただいています。
定性面では、クリエイティブの審査やレギュレーションによる制約が多い金融業界であっても、積極的にMetaのトレンドを取り入れた運用や検証を行ってきた点が挙げられます。また、外部メディアでの事例公開やセミナー登壇など、業界全体のナレッジ向上に寄与する発信活動もご評価いただきました。
さらに、Meta社推奨の運用にとどまらず、セプテーニ独自で検証を重ねて結果をMeta社へシェアする姿勢や、外部データを用いた独自のターゲティングソリューションを先行して活用している点も評価につながったのだと思います。
自動最適化時代に求められる人の介在価値~運用において差がつくポイントとは~
―Meta広告の自動化が進むなか、運用の差はどこで生まれるのでしょうか?
野張:優秀な自動最適化機能という土台の上に、それ以上の成果を出すために人の手をいかに加えられるか、という点にあると考えています。Meta社の推奨機能に従えば、平均点の運用は誰でも達成できる時代になりました。しかし、事業成長を最大化する「100点」の運用をするには、人間の深い洞察や戦略的なアプローチが欠かせません。
そこでセプテーニでは、自動最適化機能を最大限に活用する「守りの運用」と、人間が能動的に検証要素をコントロールする「攻めの運用」を組み合わせています。攻めの運用では、Meta社と密に連携し、他社に先駆けて新しいプロダクトの早期検証や細かな仕様把握を行うことで、自動化だけでは実現できない高度な運用を目指しています。
社内には運用専門のエキスパート部隊が存在し、こうして培った豊富な運用実績と現場の手ざわり感をもとに、最適な運用方法を検証・言語化しています。それを組織全体へ浸透させることで、Meta社の推奨運用をさらに進化させ、安定してレベルの高い運用を実現しています。このノウハウを標準化する組織力が、セプテーニの強みです。
―具体的に、人間が介在することで成果はどう変わるのでしょうか?
野張:商材の特性に合わせて、運用の各フェーズを人間が適切にコントロールすることで、AIの学習を早期に軌道に乗せ、短期間で成果を最大化できるようになると考えています。
例えば金融業界には、特有の課題があります。1つは、ターゲットの制約です。金融商品は審査や加入条件がある商材も多く、ただ広く集客するのではなく、年齢やライフスタイルなど、実際に成約に結びつく条件を満たしたユーザーを的確に絞り込む必要があります。
もう1つは、法律やレギュレーションが厳しくクリエイティブ制作に時間を要するケースが多い点です。表現の厳格なチェックが必要なため、ほかの商材のように大量に広告を作成することが難しい現状があります。
このような課題のある金融業界ではAI任せの運用の場合、必要なデータが足りず、学習が停滞してしまうケースがあります。
しかし、ここに人間が介在することでパフォーマンスの低下を防ぐことが可能です。
具体的には、CV(コンバージョン)以降の成約率やLTV(顧客生涯価値)、ROAS(広告費用対効果)といった最終的なビジネス指標を見据えてターゲティングを調整します。さらに、蓄積されたナレッジを活かしてAIが学習しやすい運用構造を設計するなど、現場ならではのノウハウを適用しています。
つまり、AIの学習力にただ頼るのではなく、人間がそのポテンシャルを極限まで引き出し、正しい方向へリードすることで、質の高い獲得実績を出し続けることにつながっています。セプテーニは多様な業種でのAIを活用した検証・改善に取り組む姿勢をご評価いただき、2024年には「Meta Agency First Awards Japan 2024」において「Best AI Solution Partner」などを受賞するなど、AIソリューション領域で継続的に高い評価も獲得しています。
SOMPOダイレクト様と挑んだ「自動化×クリエイティブ」の最適解
―実際に、AIによる自動最適化に人間が介在することによって成果を最大化した事例はありますか?
野張:SOMPOダイレクト損害保険株式会社様の「おとなの自動車保険」の事例が挙げられます。業界全体として、自動車保険はサービス内容が似通っており差別化が難しい商材です。さらにCookie規制の影響もあり、ニーズが顕在化した瞬間の「検索連動型広告」に依存しがちでCPC(クリック単価)が高騰しやすいという課題がありました。
―具体的にどのような検証と改善をされたのでしょうか?
野張:運用とクリエイティブの2つの軸でアプローチしました。運用面では、Meta社の自動化プロダクトであるASC(Advantage+ セールスキャンペーン)をいち早く導入しました。単に導入するだけでなく、セプテーニ独自のツールを併用しながら人間が適切にターゲティングを補完することで、ニーズが捉えづらい20代などの若年層にも効率的にアプローチできるようになりました。
実際、ASC活用の前後で比較するとCVR(コンバージョン率)が1.6倍に向上し、CPA(顧客獲得単価)はおよそ半分にまで抑制できたという大きな成果が出ています。

また、クリエイティブ面では金融業界特有の厳しいレギュレーションにより大量生産が難しいため、一つひとつの「ヒット率」を高めることに注力しました。セプテーニグループでクリエイティブ制作を専門的に担うSepteni Ad Creative株式会社(SAC)と連携し、Instagramのトレンドを捉えた縦型動画を作成したのです。
例えば、「乗り換えて浮いたお金で、贅沢しちゃった」といった、生活者の日常に自然と溶け込むよう見せ方を工夫しました。結果として、この人間によるクリエイティブの質的向上がユーザーの共感を呼び、AIの効率化と見事に噛み合って獲得件数の最大化に成功しました。
関連記事:MarkeZine「金融×Meta広告事例 制約の厳しい中「おとなの自動車保険」はなぜ結果を出せているのか?」
再現性のある戦略—金融の知見を他業種で活かす方法
―金融領域で培った強みは、ほかの業界でも応用できるのでしょうか?
野張:はい、十分に活かせると考えています。「ターゲットが限定的で制約が多い」「ユーザーのニーズやモーメントが捉えづらく検索広告に頼りがちになってしまう」「クリエイティブ監修の難易度が高い」といった課題は、不動産や人材など、ほかの商材でも共通して発生します。
これらの業界においても、媒体の仕様とトレンドを深く理解し、豊富な運用実績から得た知見をもとにしたセプテーニの運用力は、大きな強みになります。AIに頼り切るのではなく、人間の手を適切に加える運用体制があるからこそ、すでに人材業界や不動産業界のお客様でも、確かな効率改善の実績が出始めています。
課題解決にコミットする伴走者として
―最後に、成果創出に悩むマーケティング担当者の方々へメッセージをお願いします。
野張:私たちがもっとも大切にしているのは、Meta広告を通じてクライアント企業の課題解決に貢献し続けることです。自動化機能が非常に進化し、インハウスでの運用でも「70点」の成果は出しやすい時代になりました。しかし、そこからさらに売上を伸ばし、事業を次のステージへ引き上げるためには、AIにいかに人の手を加えてより良い改善ができるかがカギとなります。
より高い成果を目指すのであれば、私たちのように媒体と真摯に向き合い、圧倒的な検証実績を持つ代理店にお任せいただく価値は必ずあると確信しています。金融をはじめ、不動産や人材など、まだMeta広告をうまく活用しきれていない難易度の高い領域に挑む企業の皆さまと一緒に、ビジネスの成長を支える伴走者として成果の最大化を図っていきたいと考えています。
執筆者
Septeni FOCUS 編集部
「Septeni FOCUS」は、Septeni Japan株式会社が運営するマーケティング担当者のためのメディアです。
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